無認可保育園のメリット
我が家は無認可保育園に通っています。無認可保育と聞くと、月謝が高い、狭い、保育士が不安など、心配がつきないですが、いいところもたくさんあります。実際に通っているからこそわかる、メリット、デメリットをお伝えしたいと思います。
目次
そもそも、認可と無認可って何が違うの?
認可保育園は、国の児童福祉法により認定された保育園。それ以外は、認可外または無認可保育園として分類されます。認可されていなくて大丈夫なの?と思うかもしれません。
児童福祉法に定められた保育園は、保育される子供に対しての保育士の数や保育施設の大きさ、設備なんかが決められています。その基準を満たしたものだけが、認可保育園となるのです。この基準をクリアできない一つのポイントとして、園庭の有無や大きさがあげられます。駅前の保育園などでは、それを確保するのは容易ではありません。しかし、認可外の保育園のほとんどは、公園に隣接していることがほとんど。公園を園庭がわりにして保育しています。
保育料金は?
認可保育園は、どの保育園に入ったとしても、各自治体による統一料金となっています。市立であっても、私立であっても同じ料金になります。しかし、認可外保育園の場合は、その施設が自由に設定することができるので、一概にいくらとは言えません。また、自治体によっては、補助金が出るところもあるので、世帯年収によっては、認可と同レベルまたは、それ以下になる場合もあります。また、年齢があがるにつれ、安くなる傾向にあります。小さな子供の方が、たくさん面倒を見ないといけないというコストが反映されているのでしょう。
メリットは
融通が利く
認可保育園の場合は、保育中に子供が37.5度以上になるとすぐに迎えに行かなければなりません。その基準は遅くても1時間以内、45分以内と設定しているところもあります。また、両親が休暇中は預かってもらうことはできません。そのあたりが、無認可保育園の場合、とても融通が利きます。必ず1時間以内にということもありませんし、何らかの理由で会社を休んだ場合でも預かってもらうことができます。これが一番のメリットだといえます。
連絡帳が楽しめる
これは、私が通っている保育園だけかもしれませんが、連絡帳が楽しいです。絵文字たっぷりで毎日の様子を報告してくれます。今日は何に興味を持ったとか、どんな事を話していたとか、連絡帳の記入欄がはみ出すくらいに書いてくれるのです。大きくなった時にぜひ、見せてあげたいですね、本人に。
自然と触れあえる
園庭がないので、公園などへ外へ連れていってくれます。その季節に応じた植物や虫などにも触ることができます。虫嫌いな私にとって、それを触ったりできる環境はとってもありがたいです。砂遊びやボール投げなんかもしながら遊んでいるようです。また、季節のイベントなんかもあります。
デメリットはないの?
認可に比べて死亡事故率が高い
厚生労働省の調査によると、全国の認可保育園は約32,000件、無認可保育園は約7,000件。内閣府では、2016年の保育園での死亡者13人。うち認可保育園では6人、無認可保育園では7人と人数、死亡事故率ともに無認可が認可を上回る結果となっています。
運動不足の懸念
年齢の上昇とともに、運動不足が懸念されます。2~3歳までなら園庭の有無はさほど影響がないと思われますが、それ以上の年齢になると、走り回れる距離などの関係からも心配な部分もあります。
給食がない
全ての無認可保育園がそうではありませんが、給食がある確率が低いです。お弁当は近くの飲食店が作るという保育園が多く、食育重視かどうかも選択基準になるでしょう。
あえて認可外にする理由は?
延長保育があげられます。認可保育園のほとんどは、延長したとしても19時頃までが多く、夜間勤務や、帰りが遅い時間になる仕事には適しません。無認可の場合は、24時間保育を実施しているところもあり、あえて無認可を選ばれる方も多くいます。