蘭州ラーメンを食べてきた。本場中国で。
おとしゃんです。
最近、ヤフーニュースでもトップに取り上げられていた蘭州ラーメン。本場中国、蘭州ラーメンの名店「馬子禄(マーズルー)」がついに日本初上陸しました。東京・神保町に店を構え、現在も30分待ちなどの行列ができているとか。オープン当初は夕方前にスープがなくなってしまうほどの盛況ぶりですから、その人気っぷりに驚かせられます。その他にも、蘭州ラーメンのお店がどんどんどんどん出来てくるようです。
中国の桃源郷・シャングリラという地名の場所は、本当に理想郷か？ちょっと確かめに行ってきた
そんな、今話題の蘭州ラーメンを、日本ではなく、本場中国で食してきました。また、日本で蘭州ラーメンを食べることができるお店も紹介したいと思います。
目次
そもそも蘭州ラーメンってどんなラーメン？
牛骨をベースとした出汁にピリ辛な香辛料を加えたスープで、コクがあるものの、あっっさりとした味わいです。麺は、パスタを長く茹でたような感じで、もちもちっとした食感が特徴的です。トッピングは、チャーシューの代わりに、牛肉が、もやしの代わりに香菜（パクチー）といったところでしょうか。日本のラーメンと比べると、薬膳料理っぱくもあります。「パクチーの追加はいるか？」と笑顔で持って来てくれましたが、ノーサンキューです。パクチー嫌いな人は、最初から取り除いてくれますよ。注文時に、「シャンツャイ、プヤオ」と言ってください。通じるかどうかは保証できませんので、ほんとに嫌な人は、写真を見せながらのジェスチャーが確実です。大きく体を使ってくださいね。しかも何回も伝えることが重要です。
看板の真ん中の大きな文字は、「蘭州ラーメン」（中国語＜簡体字＞）と書いています。因みに、一番上はチベット語です。
蘭州ってどこ？
甘粛省の省都です。って言ってもわかりませんよね？中国の地図を広げて、だいたいこれが真ん中かなっという辺りです。心持ち左。だいたいですよ。中華系の漢民族の他、回族というイスラム系中国人が多い地域なんです。標高約1600ｍと高地にあります。
どうやって注文したらいいの？
まずは、店に入って勝手に座ります。すると、しばらくすると注文を聞きに来ます。来ない場合は、大きな声で、フーユエン！（女性の店員さん）フーユエン！と声をかけてみましょう。後は、「兰州拉面」と書いているメニューを探して指さすか、上の写真を見せるといいかもしれません。これで注文はO.Kです。
しばらくすると、お湯が運ばれてきます。紙コップに入っていましたが、ぬるま湯です。中国では、今でも体を冷やすものは体に悪いといわれてるので、水ではなく、白湯がサーブされます。冷たい水を飲みたい人は、ミネラルウォーターを持ち込みしてください。持ち込み料はかかりません。
麺は、注文が入ってから延ばします。こちらは、ガラス越しに撮りました。写真O.Kとのことでしたが、こっちを睨んでいるようにも見えます。真剣に麺を延ばしているんでしょう。仕事人です。
食べ終わったら、「マイダン！」と大きな声を発してください。テーブルチェックしてくれますよ。
バリエーションは？
麺がパスタに似ていることから、パスタ風のメニューもあります。こちらは日本のミートソース風。
こちらは、アジアンなナポリタン風です。
パクチーやエスニック系が苦手な人は、パスタ風のメニューがおすすめです。
羊肉の煮込み。焼いたり煮たり、中国では好まれて食べられています。
価格
蘭州ラーメン15元。日本円で300円程度です。
注意点
蘭州はイスラム教徒が多いことから、蘭州ラーメンもハラルフードとなっています。豚肉、アルコールを一切使用していません。ハラルでは、その料理だけでなく、そのお店そのものがそういった食材を扱っていないことも求められるんです。
ということは、
ノンアルコールなんです。
ラーメンと一緒に、ビールが飲めません。お店に一切置いていないんです。
私にとっては、それは悲劇・・・。
日本だと、どこで食べられるの？
馬子禄（マーズルー）｜日本初！神保町で蘭州ラーメンが食べられるお店
■蘭州拉麺店 火焔山＜池袋＞
蘭州拉麺店 火焔山 （ランシュウラーメン カエンザン） - 池袋/中華料理 [食べログ]
最後に
東京以外では、大阪や名古屋など、本格的な蘭州ラーメンを食べれるところは見当たりませんでした。蘭州ラーメンという店舗名でもメニューにそれらしきものがなかったりと、あくまで蘭州ラーメン風です。関東以外なら東京でなくLCCへ中国へ日帰りひとっ飛びもありかもしれませんね。
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