北摂 子育てブログ

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幼児の微熱が続くと病気?白血病?診断結果は気管支炎(ヒトメタ)も検査入院することに

1ケ月以上、微熱が続いていました。ネットで調べると、幼児の微熱は総じて高い。ぐったりしていなければ大丈夫。というのと、白血病の疑いがあるから、すぐに病院へという2つのパターンに別れます。

 

疑いのある場合は、「まずは、かかりつけ医に相談しましょう」というのが多いです。

 

保育園でも「一度見てもらった方がいいですよ」とよく言われていたので、かかりつけ医に相談してみました。

 

 

結果、原因も特定できないので、紹介状を書いてもらい大きな病院で診てもらうことに。かかりつけ医曰く、「すぐに入院ってこともあるから心の準備をしておいてね」とのこと。

 

その日は夜の診察でしたので、かかりつけ医が、次の朝いちばんに総合病院へ連絡してくれました。すぐに見てくれるとのことで、その病院へ。診察・ベッドがいっぱいの場合は、他の病院の紹介を考えてくれていたので、その気遣いはとても嬉しかったです。

 

かかりつけ医の指導に従い、病院に行く前には、最近の体温を記入して折れ線グラフを作成し持参しました。

 

総合病院での診断結果は、気管支炎(ヒトメタニューモウイルス感染症)。微熱が続いているので、検査入院しましょうかとのこと。1泊ぐらいかなと思っていたら、な、な、なんと5日間というのです。5日~、ひぇ~。こんなに元気なのに??風邪に似た症状はあるものの、本当に元気なんです。

 

そんなに元気なのに5日間の入院なんて、やっぱり白血病かと不安が過ります。父の癌が消えて、息子に移ってしまったの?と変な妄想が頭に浮かびます。

 

2歳半の息子あっとは、実は2回目の入院になります。1回目は生後3日目。痙攣をおこして転院し、PICUに入ったことがあるんです。それ以来、その病院には何度か通っていたのですが、引越しして遠くになったこともあって、もう大丈夫だろうと思って今は行っていません。

 

そんな事もあって、痙攣の検診に行かなかったのが悪かったのかな~。まだ完治していなかったのかな~と色々考えこんでしまいます。

 

今回は、入院してすぐに点滴となりました。針は腕ではなく、手の甲に刺すんですね。考えるだけで痛そうです。別室に移され、外に出るように言われます。その瞬間を見ることができませんでしたが、泣け叫ぶ声が病院内に響き渡ります。当然といえば当然ですが、動かないように縛り付けられます。身動きとれない状態が一番苦手です。

 子供用でしょうか。点滴を覆ったギブスには、アンパンマンが描かれています。

 

装着後は何事もなかったように笑顔で動きまわっています。4人部屋でしたが、感染症かもしれないので、部屋の外はおろか、カーテン内からは出ることはできません。体はすごく元気なので、暴れまくります。

 

ピーピーピー

 

点滴が外れてはナースコール、外れてはナースコールです。

 

優しかった看護士さんも、またかまたかという雰囲気になってきます。やっぱり元気なので、つけたまま動きまわるんですね。じっとしているほうがしんどいのでしょう。幸か不幸か部屋の中の洗面台には、こども用のステップが置かれていて、自分で水が出せたりします。家では届かなかった大好物の「お水ちょろちょろ」が目の前にあるのです。

 

靴を脱いだかと思えばそこに水をためて、ベッド目がけて投げ飛ばします。静止してもすりぬけ、暴れまくっては、体中あちらこちらにぶつけます。本当に病気?と思えるほどにパワフルです。こんな状態ですから、少しでも早く退院させてもらえないか相談したところ、最後の血液検査で異常がなければという条件つきで、1日だけ短くなりました。通常は最低5日間の入院です。

 

1日目の血液検査で異常なし。

 

このヒトメタニューモウイルス感染症は、生後6ケ月頃から感染が始まり、2歳までに50%、5歳までに75%、遅くとも10歳までには1度は感染するとされています。とは言っても、小さなお子様をお持ちの方でなければ、あまり馴染みのある病気ではないかもしれません。

 

それもそのはず、このウイルスが発見されたのが2001年。200年も前から世界中に存在していたのにもかかわらず、培養等が難しかったので発見されなかったんですね。

 

現在は、検査キットで簡単に調べられるようなんですが、一定の基準を満たしていないと保険外となるようです。そういう理由もあって、近くのかかりつけの医院からは、検査をすすめられませんでした。

 

心配していた白血病ですが、小児白血病は治癒率80%と不治の病ではなくなっています。また、白血病と聞くと、少しでも早く発見・治療と、発見が遅れれば自分のせいだと思うかもしれません。しかし、国立成育医療研究センターによると、白血病を早期に診断したとしても、最終的になおる確率にはほとんど影響しないとなっています。

www.ncchd.go.jp

 

 

ヒトメタと診断され、熱が下がったり上がったりを繰り返しましたが、点滴は1日で外してもらうことに。外してもらったのはいいのですが、上記の水遊び状態となりました…。

 

暴れまくること2日。熱は37度代が続きます。白血球の数値は基準値よりかなり多かったものの、4日目の検査結果は異常なしとなりました。自分で作成した体温の折れ線グラフを見せながら、今回の主治医からの説明を受けます。熱は別の原因が考えられる。37.5度以下は平熱と考えていいということになり、結局36度代には戻っていません。主治医以外の先生からは、本来なら熱が下がりきるまで帰さないと忠告も受けているので、もっと入院させておくのがいいかもしれません。

 

いろいろ心配しましたが、何とか無事退院することができました。あれこれ心配するよりも、かかりつけの医者をつくって、信頼、相談できる環境を整えるのが一番なのかなぁと思います。

 

※その後、1~2ケ月経過したころから36度台となり、とても元気に過ごしています。

 

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