一汁二菜うえの ランチ 予約方法は？ミシュラン、セブンルールにも。
ミシュラン2つ星を獲得した「一汁二菜うえの」箕面店。2つ星は「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」というのがミシュランの格付けです。あれれ、そんな凄そうじゃない？大阪では3つ星は4店、その次の銀メダルクラスである2つ星は17店しかありません。間違いなく高レベルなお店です。
ミシュランでしかも星が2つ以上となると子供不可。O.Kだとしても小中学生以上のところがほとんど。
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しかし、この「一汁二菜うえの」は幼児も可と、なんとも嬉しい和食店なんです。
料理長は若干26歳の女性、出島光さん。昨年の4月に当店史上最年少で初の女性料理長に抜擢されました。辻調理師専門学校在学中には、全国大会で最高賞にあたる内閣総理大臣賞を受賞するなど、その才能・センスはキラリと輝くものがあったといいます。
今年の6月にはYOUが司会を務めるテレビ番組「セブンルール」にも取り上げられ、更に注目を浴びることになります。
そんな彼女のセブンルールはこちら
①開店前にラジオを聴く・・・お客様との会話のため。番組内では、メジャーリーガーの大谷選手のニュースを聴いて話題にしていました。
②仕事中は鬼になる・・・後輩の男性に対しても「お前も洗えよ！」などと厳しい言葉を投げかける。若いしかも女性ということで舐められないように、あえて厳しく接しています。
③毎日15分は昼寝する・・・体力勝負。ベストパフォーマンスを出すために、昼の営業時間と夜の営業時間の間に15分の昼寝をします。それは、他の従業員にも義務付けています。
④月に1回おやっさんに奢ってもらう・・・店主である上野さんに、自分では行けないような高いお店に連れて行ってもらっては、日々勉強しています。
⑤出された料理は早く食べる・・・自分が作ったものは、すぐに食べてほしい。だから、料理を出されたらすぐに食べることを心掛けています。なぜなら、出された瞬間が一番おいしいからです。
⑥毎月新しいメニューを作る・・・例えば、毎年紅葉時期に来るお客様に対し、また同じものかと思わせないよう、毎月新しいメニューを考えています。
⑦下っ端の仕事もやる・・・料理長だから、こんなことやらないというスタンスではなく、一緒に汗を流して、トイレ掃除や野菜の皮むきなどの作業をします。これも人がついてくるためです。
では、お店の紹介とまいりましょう！
まずは、アクセスから。
大阪・梅田からは箕面駅まで約30分（阪急宝塚線に乗り、石橋橋駅で箕面線に乗り換えます）千里中央からは、阪急バス11番のりば（時刻表）から約25分（市民病院経由線では約35分）11番のりばは駅の2階から繋がっている階段を利用します（乗り場は1階）。
箕面駅からのルートは2つ。1つはなだらかな瀧道ルート。駅を出て、キタ方面へ向かいます。もう1つは最短ルートであるロータリー出口の信号を北へ上るルート。距離は短いですが、急こう配のアップダウンがあります。おすすめは、瀧道ルートです。
車の場合は、お店の前に駐車場がありますので、直接乗り入れが可能です。但し、箕面国定公園内に位置しているので事前に申請が必要。お店の方が代理申請してくれますので、予約の際に車種や車輛番号を告げてください。
ランチのメニューは3種。8,500円、12,000円、15,000円と3つのコースが用意されてます。全て、サービス料・消費税が別途かかります。食べログのメニューページでは、もっと安かったので、最近値上がりしたのかもしれません。
変更があるかもしれないので、事前に、公式ホームページをチェックした方がよさそうですね。
8,500円コース
・先付 ・お椀 ・お造り ・八寸 ・煮物 ・油物 ・酢の物 ・季節のご飯 ・デザート
12,000円コース
・先付 ・お椀 ・お造り ・八寸 ・煮物 ・油物 ・酢の物 ・季節のご飯 ・デザート
15,000円コース
・先付 ・お椀 ・お造り ・八寸 ・煮物 ・油物 ・焼物 ・酢の物 ・季節のご飯 ・デザート
子供用には、お弁当（2,500円、3,500円）があります。
どれにしようか迷いましたが、12,000円コースと子供用のお弁当2,500円をオーダーしました。
元旅館という古民家風の母屋。玄関入ってすぐの階段を上っていきます。2階には3つの部屋があるようですね。
隣がいない独立した部屋を案内されました。景色は反対側の方がよさそうですが、子ども連れですので、少々騒いでも大丈夫そうなのは嬉しいですね。
テーブルも朱色と気にならない程度の凹凸がその気にさせてくれます。
とりあえずの生ビール（中）750円ナリ。表面張力？で泡が浮き上がって見えます。
お茶。ほうじ茶です。季節を感じさせてくれる器ですね。
まずは、子供のお弁当から
これがなかなかいけます。普通っぽいですけど、味が全然違います。出汁ですかね～。味は濃くないのに、深みがあります。
おにぎりだけあれば、後は何もいらないくらいの勢いな我が息子。パクパク食べていました。
いざ、大人用へ
先付
金目鯛に北海道産のウニ。きざんだ大葉がトッピングされてます。もずくのゼリーソースが絶妙です。
中には、シイタケも入ってます。はい、おかわり！
椀物
ハモと松茸のすまし。
大きな松茸。
そしてハモ。
お造り
しょうゆ、ポン酢、塩が用意されてます。
もちろん、全部おいしいのですが、一番感動したのがイカ。イカってこんなにおいしいのかと。すっごく甘くて歯ごたえが抜群！、塩もあう。包丁の入れ方なんかも関係がありそう。
八寸
と、その前に日本酒利き酒セット1400円（計180ml）をオーダー。おかませでも、銘柄指定でも3種類味わえます。
3種を自分で選んでみました。
オシャレは足元から
選んだのはこちら。
・八海山＜新潟県・吟醸酒＞…香りよくなめらかな喉ごしで旨味のあるお酒。有名銘柄ですね。
・明鏡止水＜長野県・純米吟醸＞…お酒がすすむ、さっぱりとした辛口。こちらも知名度が高いです。
・黒牛＜和歌山県・純米酒＞…精選した原料米を全て自家高精米し、長期定温発酵で寧寧に仕上げた逸品。芳香で旨味があって、幅と広がりがあります。
いちばんよかったのは、黒牛。初めて飲みましたが深いです。味が何層にも重なってきます。純米酒は、あまり好きではありませんが、これはおいしかった。濃厚派におすすめです。
かなりそれましたが、八寸の登場です。
芸術作品のようです。季節を感じますね～。行ったのは夏から秋へ移り変わる時でした。
写真は2人分。
春菊、新さんまの押し寿司、かますの焼物、とうもろこしに銀杏の揚げ物。
中身は、ゆばとイクラ。
柿をモチーフにした器。
こちらの中身は、鶏肝のうま煮。
以上が八寸。
続いては煮物
自家製ひろうす、ほたて、ほうれん草の煮物。
油物
車エビ、子持ちアユ、アジの磯部揚げ
鮎が泳いでいるような盛り付け。なんか、嬉しくなってきますね。
酢の物
土佐酢おろしにとんぶり。えのき、しめじ、なめたけのキノコの3種。
季節のご飯
鯛の焼き身・壬生菜のごはん
2人分で、御櫃まるまるあります。残った分は、お待ち帰り用に包んでくれますので、無理に食べなくても大丈夫。もう、このあたりになると結構お腹にいっぱいになります…。
赤だし
香の物
きゅうり、山芋、昆布。
これがまた、むちゃくちゃおいしい！ いったい何が違うのでしょうか？
デザート
梨のシャーベットとぶどうゼリー
他のドリンクメニューは
- 生ビール（ひとくち）400円
- 瓶ビール（キリン・アサヒ）750円
- 瓶ビール（エビス）800円
- ノンアルコールビール600円
- 熱燗（新潟県・緑川/滋賀県・喜楽長）1300円
- ウイスキー（シングル）950円
- ウイスキー（ダブル）1200円
- 梅酒（ロック・ソーダ割り・水割り）950円
- 桂花陳酒（ロック・ソーダ割り・水割り）950円
- 柚子酒（ロック・ソーダ割り・水割り）950円
- 白ワイン（グラス）1000円
- 赤ワイン（グラス）1000円
- ウーロン茶600円
- ジンジャーエール（甘口・辛口）600円
- りんごジュース600円
- オレンジジュース600円
- フルーツビネガージュース700円
- ペリエ700円
- 柚子はちみつジュース700円
- 柚子はちみつソーダ700円
- ノンアルコールスパークリングワイン（白・ロゼ）800円
その他、日本酒・焼酎・ワインなどは銘柄により価格が異なります。
飲食店の善し悪しが分かるというトイレ。もちろん、きれいです。
子供用のトイレスリッパも。
トイレから出ると、脱いだスリッパがきれいに揃えられていました。ちょっとした気配りが嬉しいですね。
箕面と言えば、もみじの天ぷら。
天ぷらと言ってもお菓子です。
これが結構病みつきになる味なんです。
駅から「うえの」までの間に何軒もあるので、ぜひご賞味ください！
予約方法：ネット予約（ぐるなび/会員登録要）もしくは電話
電話：072-745-0699
営業時間：昼12:00～14:00（L.O.）夜17:30～20:00（L.O.）
定休日：月・火曜日 ※祝日の場合は除く
地図：
